筋肉が固くなる原因

日々運動やストレッチをしていると、自分の身体の硬さが分かってきます。
筋肉が硬くなる原因には、それぞれ違いがあります
ざっくり分類します。

①使い過ぎて硬くなる
②使わな過ぎて硬くなる
③外傷や炎症により、硬くなっている筋肉
④長期的に使わずにいて、萎縮してしまった筋肉

①の使いすぎ筋肉は、運動によって疲労が溜まった状態です。

筋肉の質としては
表面は、柔らかいものの芯には硬さがあり、イメージ的には『ゴムまり』のような状態。

②の使わなすぎ筋肉は、
逆に、運動不足によって循環が悪くなり、縮こまってしまっている状態、表面から硬くなり、全然動きのない『鉄板』のようなイメージです。

③は、外傷など他の要素から筋緊張を起こし、筋肉が硬くなっています。さらに腫れなどが出ている事もあり、『表面の水由来の柔らかさとその下のこわばった硬さ』が特徴的です。

④は、主に高齢者などで見られる所見です。硬さとしては、『細くて脆い棒』のような感じでしょうか。②との違いは、その硬さに対して刺激を加えた時の反応が鈍いという点ですね。この、刺激に対しての反応の違いは、ある意味その人の身体を把握する指標になります。

同じ腰痛でも、デスクワークで座りっぱなしの運動不足由来のものか、逆に運動やトレーニングのしすぎによるものなのか、その違いは筋肉の硬さにも現れます。マッサージでもストレッチでも、たいていは①の方が早く良い反応が出ます。
②はそれよりやや時間がかかり、④はさらに反応が鈍いです。③は気を付けないと悪化します。

このように、普段あまり意識しない「筋肉の硬さ」ですが、その実いくつかの種類に分かれており、どういう経過を経てその硬さになったのかを、おおまかに物語ります。

人間は個人差が多く
その身体も決して教科書的には語れないのですが、それでも状態を通して語りかけてくる身体の声に、意識を傾けてみましょう。

正しいケアもしやすくなりますよ♪筋肉が固くなる原因