世界のマッサージ事情③ フィリピンの1
カラダリズム戸塚原宿店です。
コロナウィルスもようやく落ち着いてきましたが、まだまだ油断の出来ない毎日。安全を確認しながらの施術にご協力よろしくお願いします。
海外旅行もまだ解禁とはいきませんが、紙上ガイドでフィリピンのマッサージをご紹介します。
フィリピンでは街中に多くのマッサージの看板があふれるように出ていて、24時間営業のお店、視覚障害者マッサージ師のお店、家・ホテルまでの出張マッサージ、ホテル内でのスパやマッサージ、さらに空港内・フェリー乗り場待合室でも受けられるほどあちらこちらに見うけられ、現地の人はちょっとした時間を見つけては気軽に揉みにいきます。値段も1時間300ペソ(約650円)の街中マッサージから4,000ペソ(約8,600円)の高級スパマッサージまであり、メニューもスウェーディッシュ(オイル)、パウダー、シアツ、アンマ、フットリフレクソロジー(足つぼ)、タイ式、ヒロット(ココナッツオイルに浸して温めたバナナの葉を体に貼り付けて体を温めてからマッサージするフィリピンの伝統療法)、ベントーサ(背中に当てたグラスを真空にして血行を改善するマッサージ)などなど選ぶのに迷うほど。 ただ体験から言いますと言い方はいろいろありますがオイル、ドライ、足つぼのメニューが一般的でどのお店でもまずメニューに入っています。
今回は視覚障害者マッサージ店体験記をご紹介します。
「ヴィーベス(Vibes)マッサージ・サービス」がフィリピンの多くの都市で知られる最大手の視覚障害者マッサージチェーン店です。私がよく利用していたお店はショッピングセンターの中にあり他の街中のマッサージ店よりもちょっとお安めになっています。営業時間はモール全体と同じ10:00~22:00で、いつも男女10人ほどの視覚障害者のマッサージ師が待機していましたが、時間帯によっては地元の人で混みあい順番待ちをしなくてはいけないほどの盛況ぶりでした。
入口の受付で30分~2時間の施術希望時間を告げ、ドライ施術の場合は椅子、オイル施術の服を脱ぐ場合は個室に誘導されて施術者がやってきます。
視覚障害者マッサージ店のルールは基本的に個人指名はなく、男性は男性、女性は女性施術者と同性に決っており忙しい時でも男女どちらか施術者が足りない時は待たされます。
どの施術者も技術はほぼ均等しており私が注文付けたのは力が強すぎて、「もっと力抜いてくれ~!」の数回だけでした。
ドライや足つぼの場合は写真のような専用チェアで、オイルの場合は個室で着替えのショートパンツ(サウナで履くような)に着替えてからベットでオイルを塗って施術してくれます。オイルにも2種類あって無味無臭の透明なオイルと私がいつもお願いしていたのは薬用オイル(フィリピンで有名な「エフィカセン・オイル」を使ってと頼めます)でちょっとメンソールも入っていてマッサージ後もすっきりします。
終了後受付でお金を払いますが1時間ドライでもオイルでも300ペソ(約660円)個室代が50ペソ(約110円)と格安です。
ここでも大切なのはチップ。もちろんチップですから渡すかどうかは自由ですが、現地の人を見ていると99%の人は渡していました。金額は施術時間が短い時は50ペソ(約110円)ほど、それ以上は100ペソ(約220円)が相場のようです。
「なるほどシステム」と思ったのは、たぶん揉む場所の時間毎の区切りを確認していたようで、タイマーをポケットに入れていて約15分毎に小さな音がします。 さらに感心したのが50ペソ、100ペソはお札なのですがチップで渡すと金額が手触りでわかるようで受け取ると必ず手で確認していました。(未だに私には手触りの違いがわかりません。笑)。 安さと手軽さにはまって毎日のように通っていましたので受付のお姉さま(50代女性です)に顔を見せるだけで、「ああ又来たか!」みたいな反応でした。
日本では、手軽な料金でしかし癒される施術をさせていただいておりますカラダリズム各店にてお越しをお待ちしております。
☆料金は2019年12月当時の金額で、現在変更になっている可能性もあります。
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