こころとからだ

自律神経の「自律」というのは、運動神経などのように意識的に働かせることができるものではなく、状態に応じて「自動的に」調節される神経系ということです。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」とがあります。
「交感神経」は、身体を活動、緊張、攻撃などの方向に向かわせる神経で、手に汗を握ったようなときにより働いている神経です。
「副交感神経」は、次の活動に備えて回復する方向に向かわせる神経で、身体を休息させ、内臓の働きを高めたりします。

本来はホメオスタシス(恒常性)を維持し、身体を適切な状態に保つシステムなのですが、その働きが乱れたりすると、体調に不具合が生じます。

自律神経は意識的に調整できないので、一旦バランスを崩してしまうと、意識的に元に戻すことが難しくなります。例えば不眠、倦怠感、動悸、めまい、等々

そんな自律神経の働きを調整するにはさまざまな方法があります。
その一つとして全身を揉みほぐすリラクゼーションも有効手段のひとつといわれています。

自律神経