肩こり解消のカギは呼吸にあり!

多くの方が悩む肩こり。
マッサージやストレッチを試しても、なかなか根本から改善しない
という経験はありませんか?
実はその原因、解消の鍵は、
私たちが毎日無意識に行っている「呼吸」にあるかもしれません。

 

■浅い呼吸が肩こりを呼ぶ
現代人はデスクワークやスマートフォン操作などにより、
猫背や巻き肩といった不良姿勢になりがちです。
この姿勢は胸郭(胸の骨格)を圧迫し、浅い呼吸を引き起こします。

呼吸が浅くなると、本来は主要な呼吸筋である横隔膜の動きが鈍くなり、
代わりに首や肩まわりの筋肉(僧帽筋、斜角筋など)が
呼吸を助けようと過剰に働きます。
これらの筋肉は、本来、大きく息を吸うための「呼吸補助筋」ですが、
常に緊張状態に置かれることで血行不良に陥り、
これが慢性的な肩こりへとつながってしまうのです。

さらに、浅い呼吸は体内に取り込む酸素量を減らし、
筋肉に老廃物がたまりやすくなる悪循環も生み出します。

■深い呼吸で肩こりを根本改善
この悪循環を断ち切るには、「深い呼吸」を取り戻すことが重要です。
特に、お腹を意識的に膨らませたりへこませたりする「腹式呼吸」が効果的です。
1. 姿勢を正す:
背筋を伸ばし、リラックスして座るか仰向けになります。
2. 息を吐ききる
口からゆっくりと、お腹の中の空気をすべて出し切るように吐きます。
3. 深く吸い込む
鼻からゆっくりと、お腹が膨らむのを意識しながら深く息を吸い込みます。
4. 繰り返す:
これを数回繰り返します。

腹式呼吸を行うことで、横隔膜が活発に動き、
緊張していた肩や首の筋肉が緩みやすくなります。
また、自律神経のうちリラックスを司る副交感神経が優位になり、
ストレスによる筋肉の緊張緩和にもつながります。

肩こり解消は毎日の「呼吸の質」から見直してみたください。

意識して深い腹式呼吸を実践し、
スッキリとした体を目指しましょう♪