秋の乾燥と肩こりの関係
最近、秋も深まり風が冷たくなってきましたね。
寒くなると頸や肩が凝りやすくなりますね、でもそれって寒くて身体が縮こまるからだけではなさそうなんです。
実は、秋は空気が乾き、肌や喉だけでなく、身体の中まで「乾燥」しているのです。
東洋医学ではこの乾きを「燥邪(そうじゃ)」と呼び、「肺」や「皮膚」、そして全身の巡りに影響を与えると考えられているんです。
■ 乾きが生む“こわばり”
朝晩の寒暖差や乾燥によって筋肉が縮こまり、こんなサインが出やすくなります。
• 肩や首のこり
• 背中の張り
• 手足の冷えやむくみ
「肩こり」や「手足のむくみ」と乾燥がどう関係するの?と思うかもしれません。
実は秋の「燥邪」は、肺や皮膚の潤いを奪うだけでなく、“気”と“血”の巡りを滞らせる性質を持っています。
肺は「気の流れ」を司る臓。乾燥によって肺が弱ると、
1. 胸や背中、肩まわりの気の巡りが悪くなる
2. 血流が滞り、筋肉がこわばる
3. 代謝が落ち、手足の冷えやむくみが起きやすくなる
このような流れで、乾燥による身体の不調が現れやすくなるのです。
■ 誰でもできる簡単セルフケア
この時期、お店で施術をしていても、暑い夏より肩や背中のこりが強いお客様が多い印象です。
そこで、そうなる前に誰でもできる簡単なセルフケアをご紹介します。
特にオフィスワークや長時間のスマホ操作で肩や首がこりやすい方におすすめです。
1. 首を回す
2. 手首、肩を回す
3. 足首を回す
これらの運動は、血流やリンパの巡りを改善し、筋肉のこわばりをやわらげることで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。お仕事中のちょっとした気分転換にやってみてはいかがですか?
今年も残すところあと1か月余り。
この「燥邪(そうじゃ)」を上手に対処して、元気で快適な秋を過ごし、楽しい新年を迎えましょう。

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