ストレッチ

腰が痛いのでストレッチしたら、硬くて痛い。あまり曲がらない。伸びた気もしない。

これって効果あるのかなー?こんな経験ないですか?

実は、ストレッチには手順が大事です。
ストレッチの効果を最大限に引き出す為に、必要な知識を頭に入れましょう。
①全身の筋肉たちは常に綱引きをしている。
運動に関わる筋肉のほとんどは関節をまたぐように骨へと付着しており、
筋肉が硬く縮こまると運動時以外でも骨を引っ張るようになって捻じれや歪みが生じます。

②余裕がない、綱引き状態の筋肉を緩められるか?

イメージしてください。
あちこちで綱引きをしている人に、力を緩めてみろと…。無理ですよね。腰だけ伸ばして緩めようとしても上手くいかない原因は、ここにあります。腰の筋肉が伸びないように他の筋肉が綱引きをして筋肉が硬くなっているのです
③周りからの引っ張りを先に取り除いておく。
それならば、腰の周りを先に伸ばして腰をなるべくフリーにしてあげましょう。
④大変な反面、思わぬ利点もある。ここまでの説明で、いきなり腰をストレッチしてみてもあまり伸びないわけが、お判りいただけたかと思います。ですが、周りの関連部位から伸ばしていくというやり方には、大変というだけではなく利点もあります。その一つ目は、周りも同時に伸ばす事によって、腰を庇える態勢を作ることが出来ます。
もう一つは、「本当に問題のあるところがわかりやすくなる」ですね。これが意外に重要です。
というのも、「腰が痛い」と言いつつも本当に硬い(悪い)ところは違う所だったり、そういうケースが非常に多いからです。

今回は腰を主題に話しましたが、あちこち綱引きしているのは何処も一緒です毎日できるセルフストレッチだからこそ、可能な限り時間をかけて最高の効果を出しましょう。ストレッチ