中途覚醒
皆さんは、夜、よく眠れていますでしょうか。
中高年齢層になると、「眠れない」ことに悩む人が増えてきます。
なかでも多くの人を悩ませるのが、睡眠の途中で目を覚ます「中途覚醒」です。
朝までに何回も目が覚め、いったん目が覚めると再び眠るのが難しくなる、毎日8時間は眠りたいのに、どうしても長時間眠れず、日が昇る前に目が覚めてしまう――。
考えてみれば、若い頃はいったんベッドに入れば「途中で目を覚ます」なんてことはほとんどありませんでした。
それが歳をとるにつれ、睡眠の途中で目が覚めやすくなったり、トイレに起きたりすることが増えていきます。
しかし、それは当たり前。
若い人は基礎代謝が高く、たくさんエネルギーを使って生活する分、しっかり眠らなければなりません。
一方で、高齢になると、基礎代謝が減り(エネルギー消費量が減り)、体がエコ型に移行しますから、以前のような睡眠が必要なくなるのです。
8時間以上眠れるのは中学生くらいまでで、70代になったら6時間程度しか眠れませんし、眠る必要もないんです。
もし、以下の誤った睡眠習慣をお持ちなら改めましょう。
誤った睡眠習慣とは、「早寝」「長寝」「昼寝」です。
その3つの習慣を続けている限り、中途覚醒はなくなりません。
逆にそれらをやめるだけで、中途覚醒が軽減する人も多いんです。
まず「早寝」とは、夜の20時や21時から早々とベッドに入ってしまうこと。
人間の体は普段ベッドに入る時刻の2時間ほど前から眠る準備が始まって深部体温が下がり始めますが、
その直前は1日の中でも最も深部体温が高く、眠りにくい時間帯になっています。
眠れそうもない時間に眠ろうとするのはやめましょう。
2つ目の「長寝」は早寝に通じるところもありますが、「眠れないまま長時間ベッド(布団)の上で過ごすことです。
長寝で最大の問題となるのが、ベッドにいる時間と実際に眠れる時間との間に大きなギャップが生じることです。
7時間、8時間と長くベッド(寝床)にいる必要はないのです。
3つ目は「昼寝」、中でも問題となるのは「長すぎる昼寝」。
1時間の昼寝は夜の3時間分の眠気を取ると言われます。
実際、不眠症に悩んでいる人は昼に長く寝ていることが多いのです。
眠くなっても、昼の仮眠は20~30分以内にとどめて下さい。
また、昼寝は遅い時間にするほど夜の睡眠に影響が大きくなるので、仮眠を取るなら15時までにしましょう。
身体が緊張しているのなら、疲れをほぐして、リラックスするのもいいですね♪
カラダリズムでした
- カテゴリー
- カラダリズム 上大岡店