世界のマッサージ事情② タイランド
カラダリズム戸塚原宿店です。
夏に向かって気温も上がり街の人出も多くなってきたのはうれしいのですが、コロナウィルスのために換気とお客様の快適さのための空調のバランスに悩まされている毎日を過ごしています。
今回は東南アジアのタイマッサージの体験記です。
仏教は国教として徳の高い尊敬の対象としてあがめられていますが、その中でも涅槃仏寺とも呼ばれるタイの首都バンコク最古の仏教寺院ワット・ポー(正式名は長すぎるので省略します)は古くから医学、文学などの学問所が設けられた古典医療の拠点でもあり、そこから発生したタイ古式マッサージの総本山として有名です。
ワット・ポーの敷地に設けられたタイ古式マッサージスクールでは公式な資格が得られるコースがあり、実際にマッサージも受けられるので観光客にも知られた名所にもなっています。 そのほかに直営店があり、私も何度かお世話になりましたので実際の体験を基にご紹介します。
バンコク市内にあるお店は2階建てで店内に入ると働いていたのは大半が年配の女性で男性は数えるほどしか見かけませんが、皆貫禄があっていかにもベテランの雰囲気をかもしています。大勢のマッサージ師がいるので混んでいる時間帯はまたされますが、日中はそれほどこま無いようですぐに施術してくれました。
1階が椅子に座る足つぼと短いコースになっていて、2階にはマットを敷いただけの空間が通路を挟んで50~80床並んでいて壮観です。担当者が現れると、最初は椅子にすわり足をお湯につけて汚れを取り、丁寧に拭いてくれてから揉む場所に案内されます。
コースはいろいろありましたが大きく分けてタイ古式とオイルマッサージコース、足つぼなどがあり、最新の情報によると1時間でタイ古式が420バーツ(約1,450円)オイルコースが620バーツ(約2,300円)と私の行った年から比べるとかなり値上がりしていますが、市内での料金は200~300バーツが平均ですので、ワットポー・マッサージはちょっと高めです。それでも安いので海外からの訪問者は2時間コースの人が多いそうです。
海外観光客も多いので、施術中も「痛い?」「気持ち良い!」など日本語で聞いてきます。聞けばマッサージでの必要用語だけなら何ヶ国語も使い分けるのは当たり前なのだそうです。
こんなパックにストローを差して飲みます。
写真はタイのライオンエアーの機内サービスの水です。
ウトウトしたり、時にはこたえるストレッチを含めた施術が終ると無料のミネラルウォーターをもらいますが、ここで一番頭の痛い問題のチップの時間です。
一緒に行った現地友人の話では100~200バーツだと言うので恐るおそる100バーツ紙幣を渡すと黙って手をだしたまま。そこでさらにもう一枚手渡すと、笑顔になって「コップンマ・カー(ありがとう)」と。
その時は2時間で500バーツの時代でしたから施術料の40%ほど。
計算すると高いですが皆さんチップで収入をカバーしているので文句は言えません。
さらに注意しないといけないのは、事前予約はホテルのマッサージ以外はまずありません。行ってみて混んでいれば他の店を探すか(ワット・ポー・マッサージは近くに無いので手腕が未知の他店)空くのを待つしかありませんので旅行先で行くなら時間に余裕を持って楽しんでください。
ちなみにカラダリズム各店では予約優先ですので電話いただければ待つ事はありませんし、もちろんチップ不要でご来店お待ちしています。
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