パソコンと腰痛

腰痛にお悩みの方は多いと思います。
お客様のお話を聞いても、半分以上の方が「肩と腰が…」とおっしゃいます。

腰痛を発症する大きな因子は何か…それは「姿勢」と「蓄積」です。

姿勢が悪いまま持続的に腰に負荷がかかり続けることで、負荷が蓄積されて筋肉のバランスが崩れ、
結果的に筋肉や関節や軟骨などに炎症が生じていくのだと考えられるのです。

そして、既に負荷が蓄積して弱っている状態で、強く腰に負荷がかかる動作をしたとき(例えば、かがんだとき)に、
一気に痛みが出るのだと考えられます。

ですから、普段から姿勢を意識して生活することは、腰痛の予防につながる重要な要素なのです。

デスクワークでパソコン作業をする場合、椅子に座ったまま、机の上に置いたキーボードと画面を操作します。
その際、椅子に正しく座っても、作業中につい、前かがみになって腰に負担をかけがちになります。

それを避けるために大切なのが、机と椅子との距離を縮めることです。
着席後に椅子を机に近づけ、肘が肩の真下に来るように自然に腕を下ろします。そのまま肘を曲げて手を机の上に置きましょう。
これが理想的な手の位置です。この真下にキーボードを置けば、前かがみになることなくキーボードを操作できます。

腰に負担をかけずに作業を続けるには、ディスプレーの高さも重要です。
画面の上端が目の高さになるようにしましょう。
要は、パソコンに体を合わせるのではなく、体と手の位置を先に決めてから、キーボードなどパソコンのほうを体に合わせることが大事なのです。

1.椅子と机を近づける
2.肘が肩の真下に来るように腕を下ろす
3.手の位置を先に決めて、その下にキーボードを置く
4.画面は目線からやや下になるように

持ち運ばないのならば、自宅や職場で使うパソコンはデスクトップ型がお勧め。
ノートパソコンを使うと目線が下を向きすぎるので、長時間使用すると疲れるだけでなく、姿勢も前かがみになりがちです。
どうしてもノートパソコンを使わなくてはならない場合は、外付けのキーボードをつないで、ノートパソコンの手前に置いて使うのがよいでしょう。
お仕事がんばってください。