マスクの中での呼吸について

寒い日が続き、平気気温が10度くらいになってきました。そのとき呼吸が苦しく感じるときはありませんか?また 寒すぎて肺、胸の辺りが痛いと感じるときはないですか?肺が痛む原因について喫煙者は特に痛く感じるそうです。次に、準備運動を十分にしていない状態で運動をすると、心臓に負担をかけてしまい、その周辺が痛いと感じます。

そこで今最も大事なのは 日常の必須になりました、マスクになります。肺は、冷たい空気や乾燥に弱い臓器といわれています。寒い日に歩いたり、運動をして体温が上昇した時に、冷たい空気を吸うと、外気と体熱の温度差で肺とその周囲の筋肉が冷え込み、収縮する際に痛みが出てしまうのです。特に、口で吸気すると痛みが出やすくなります。喘息持ちの方や、気管支が弱い方は、特に冷たい空気は大敵。なのでマスクは少なからず冷気から守る予防になります。次に大事なのはマスクの中での呼吸です。階段を上ると息切れする。仕事などでちょっと無理をすると、すぐ息苦しくなる。これらは、日ごろから呼吸が浅くなっていることが原因です。

呼吸が浅いと、新鮮な酸素が十分に入らず、代謝が落ち、各臓器の働きが低下したり疲れやすくなったりするものです。そうすると血流も悪くなり、肩こりやむくみが起こりやすくなったりします。実際にお客様の中でも肩、肩甲骨周りが硬い人、凝っている人は呼吸が辛いと皆さんお話ししてて大変辛そうです。浅い呼吸をしていると、不安やストレスを感じやすくなり、更に身体の不調と繋がっていきます。呼吸が浅い人が増えている一因として、スマートフォン(スマホ)の普及でその際の姿勢が背中を丸め、肩が前に入り込んだ姿勢になり肺を圧迫し、息を深く吐いたり吸ったりできなくなる事は多く感じられます。浅い呼吸を改善するには、まずは姿勢をよくすることが大切になります。そして肺周り、つまり胸郭付近のストレッチがとても大事です。リラックスを心がけでストレッチをしてみましょう。

朝ちょっとした時間や会社の昼休憩等に胸を引き上げ肩甲骨を中央に引き寄せるようにしてそこで鼻から息を吸ってゆっくり鼻から吐き出してみて下さい。1セット3~6回が目安。最後まで息を吐ききる事が大事です。そうする事で新鮮な空気が身体を巡ります。その結果、胸周りがほぐれ深く息が吸えるようになり、副交感神経が優位になります。リラックス効果も得られると思います。マスク生活で、ストレスも感じますが、何か1つでも 体と心に余裕を与えて豊かな時間を少しでも過ごしていきましょうね。