手あれ対策

冬は手荒れが気になる方も多いのではないでしょうか。ひび、あかぎれなどにお悩みの方が増える時期ですが、手洗いやアルコール消毒の頻度が増え手荒れに悩む方が増えてるそうです。過度なウィルス対策は肌のバリア機能を低下させてしまうので注意してみましょう。まず、肌の表面には角質層という潤いを蓄え外部刺激から肌を守る層があり、その表面を覆い水分の蒸発を防ぐ皮脂膜があります。ざっくりいうとこれらが肌のバリア機能と呼ばれますが、手洗いやアルコール消毒はこれらを破壊し洗い流してしまいます。
手洗い後にアルコール消毒をする方もいらっしゃるかもしれませんが、通常は30秒ほど石鹸でしっかり洗っていれば表面のウィルスなどは洗い流せるといわれています。お店の入り口にあるアルコール消毒は、その手洗いができないときの代用なので両方行うことで皮膚への負担が倍になってしまいます。
肌のバリア機能を損なわないためにはまず手指の保湿が重要です。もちろん濡らしとけばいいということではありません。手洗い後は水気をふき取り、ハンドクリームを爪の根本・指の間までしっかり塗り込みましょう。目に見える汚れがなければアルコール消毒の後でも保湿の効果が得られます。
また、水仕事や手洗いでお湯を使う場合は体温よりも低い温度がおすすめです。

手あれ対策